配布元：Lunascape-Support
解説
タブブラウザとしては後発で、それゆえに先発の持つ機能を取り入れ、レベルは非常に高いブラウザです。
ですがこれも、時々使ってみようかなーと思って実際使ってみては、乗り気がしなくてやめたということが何回か。
どうにもこうにも、その前に使ってるunDonut、Q、RAPTが気持ちよすぎるせいもあると思うのですけど。
以下、長所・短所。
長所
・タブブラウザでの便利機能は網羅している
・特にマウスジェスチャーに割り当てられる機能の数は豊富
・ポップアップは自動で抑止（ただしOperaほどの働きを期待してはいけない）
・Googleツールバーに対応
・リンクフィルタ機能（リンク先のURLをクリックしたときの動作を指定）
・セキュリティ個別設定可能な独自ブックマークとともに、IEのお気に入り使用可（エクスプローラーバーIEタブより）
短所
・起動時にお気に入りファイルを読み込まない設定がデフォルトになっている
（「ツール」→「Lunascapeオプション」→「お気に入り」から変更するように）
・ツールバーアイコンの数が少ない
・使った感じがどうにも重い。ついでにダウンロードサイズも大きめなので注意
・プロキシは複数設定可能だが、設定場所がわかりにくい。エクスプローラーバーのツリータブ（各種設定）からなんて……
・同様にして、リンクバーの設定場所もわかりにくい。プロキシと同様にエクスプローラーバーからなので注意
・しかもリンクバーを設定すると表示がおかしくなる（なぜか縦幅が広くなって嫌すぎ）
・タブの複数行設定は可能だが、選択時の位置固定ができない（アクティブタブは下段に移動する）
・ヘルプファイルがリッチテキスト形式（rtf）。普通に開こうとするとMicrosoft Wordが起動。激重。
こちらも最近、更新が激しいブラウザであります……が、追加される機能とかを見てみると、Sleipnirと被ってることが時々あります（爆）。
現在、作者さんはLunascapeのアップデートとともに、後継としてさらに多機能なLunascape2を開発中とのことで、
その後継の注目機能に「Geckoエンジン対応」「Google以外のIE拡張ツールバー対応」というのがありますが、
前者はすでにSleipnirが、不完全ながらも対応してきてますし。他にも、以前からSleipnirをかなり意識しているという話を聞いたり。
まあ、多機能であっても最初から全部使えというのではなく、まずは基本的な機能に慣れて、
徐々に使用機能の幅を広げていくというのが、いいやり方だと思いますが。
セキュリティに関して言えば、このブラウザはかなり強力です。
お気に入りに対して個別設定可能な点は、独自ブックマーク形式のほとんどに共通しますが。
他に、リンクフィルタというものがあります。これは指定したURLによって、
リンククリック時にIEやその他アプリケーションを起動させたり、逆にリンクをクリックしても全く反応させなくしたりします。
具体的な使い方としては、*.pdfやmailto:*と指定してクリックしても反応させなくしたり。（どちらも既定動作では僕はイライラします）
*.lzh、*.zipと指定して、クリック時にIEを起動させてダウンロードを任せたり。（ダウンロード中にLunascapeを終了しても継続されます）
あるいは*.midや*.mp3としてクリック時に指定メディアプレイヤーを起動したり。
こういう使い方であれば、なかなか便利な機能だと思います。……が、強力な長所と言えるほどのものかというと疑問符。
さらに、最近Sleipnirの方に、これの特徴をそのまま踏まえつつさらに便利な機能「URLアクション」が搭載され、
アドバンテージを取られてしまっています（爆）。
それでも。IEお気に入りに対応したこともあり、
他のタブブラウザから乗換えで、多機能性を求める人にはまずこれを、と言えるタイプのブラウザかもしれません。
僕は微妙に使い込みが足りてないのですが……（苦笑）。ひょっとしたら、Aを与えてしまってもいいのかも。
でも個人的にSleipnirの方が使い勝手がいいので、当分上回ることはないですね（きぱり）。
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