タブブラウザをタブブラウザたるものとする機能。
タブブラウザには「タブバー」というものが存在し、表示可能なページのタイトルをタブとしてこのバーに並べる。
そして、見たいページを見るときはタブをクリックするだけで済むようになる。
説明になってないような気がするこの文章。でもIEを素で使うよりは絶対便利だ。本当に。
また各タブは大きさを固定できたり、
ものによっては、タブバーの幅に収まりきらなくなったときに、列を複数にしたりすることもできる。
複数列表示とはどんなものか、↓の画像にて示す。
(Sylera2・タブ幅80ピクセル)
こんな感じである。タブバーが複数列になると表示領域を圧迫するが、タブの視認性は良くなる。
逆に1列固定の場合はどうか。
(Opera)
タブの幅を縮めることで対処している。ちなみにOperaはタブ幅の固定はできない。
または、こんなパターンもある。
(Sleipnir)
タブの数が多すぎてタブバーからはみ出した場合、右のスクロールボタンを動かして見たいタブを探すことになる。
いずれにせよ、タブの視認性の上では、1列固定は見づらいことが言える。
※現在、Sleipnirはタブ複数列表示に対応している。搭載予定がないと思われていたため衝撃的だったそうな。
ちなみに複数列表示の例において、タブの数は20個としているが、
IEでページを20も開こうものなら、かなりパソコンの挙動がおかしくなっているものと思われる。
しかしタブブラウザならば余裕なのである。
かといって、さすがに100や200など、やりすぎるとメモリ圧迫に繋がるので、ほどほどに。
またタブを開き過ぎないように、タブブラウザの多くには開けるタブの最大数を制限する機能がついている。
ただし、SyleraやOperaにはこれがついていないのが、こちらとしては不満であったりする。
これだけでは弱いかもしれないので、下にメモリ使用量の比較を示す。
IEで5窓開いた場合と、IEコンポーネントのDonutRAPTで5窓開いた場合、
そして非IEコンポーネントのOperaで5窓開いた場合の比較である。
IEXPLORE.EXE 19,652K
IEXPLORE.EXE 19,744K
IEXPLORE.EXE 19,740K
IEXPLORE.EXE 19,680K
IEXPLORE.EXE 19,844K
Donut.exe 17.680K
Opera.exe 20,940K
IEの場合、ページを5つ開くと、タスクマネージャにはこのようにIEXPLORE.EXEという項目が5つ並び、そのそれぞれにメモリ使用量が表示される。
つまり、IEというアプリケーションが5つ存在し、そのそれぞれが大いにメモリを食っているのである。
これに対し、DonutRAPT、およびOperaは、ページを5つ開いていたとしても、アプリケーションの起動は1つで済んでいるので、
メモリ消費量はIEに比べて格段に少なく済んでいる。
この場合、単純計算で、IEは98,660K、DonutRAPTは17,680K、Operaは20,940Kとなる。
あくまでもこちらの環境での比較なので、これが絶対だとは言えないが、タブブラウザの有用性を示すには十分なデータと思われる。
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